ソニーの現スタンダードミラーレス一眼「α7IV」。
写真も動画もプロ水準で撮れてしまうカメラなので、他社から乗り換えやAPS-Cからステップアップ!って方も多いでしょう。
そこで、ここではこのα7IVに最適のレンズを動画用途目線でご紹介していこうと思います。
α7IVで動画用レンズを選ぶならおさえておきたいポイント
- ソニー純正レンズであること
- ブリージング補正対応レンズであること
α7IVで動画用レンズを選ぶなら、この2点に意識して選ぶべしです!
ソニー純正レンズであること
α7IVに搭載されているアクティブ手ブレ補正は、ソニー純正のレンズでなければ本来のパワーを発揮してくれません。
シグマやタムロンなどのサードパーティ製レンズにもいいレンズはたくさんあるのですが、動画用途の場合は純正レンズ一択!といってもいいくらいの差があります。せっかくなら強力なアクティブ手ブレ補正の恩恵に預かりたいですよね。
とくに最初の1本ということならソニー純正がいいです!
ブリージング補正対応レンズであること
α7IVの目玉機能といってもいいブリージング補正機能。
この設定を使えば、撮影時にフォーカスを動かした際の画角変化を劇的に減らすことができます。
ただ、どのレンズでも使えるわけではなく、対応レンズは現段階で以下のレンズだけです。
- SEL11F18(APS-C用)
- SEL14F18GM
- SEL15F14G(APS-C用)
- SEL20F18G
- SEL24F14GM
- SEL35F14GM
- SEL50F12GM
- SEL50F14GM
- SEL85F14GM
- SEL100F28GM
- SEL135F18GM
- SELP1020G(APS-C用)
- SEL1224GM
- SEL1224G
- SEL1635GM
- SEL1635GM2
- SELP1635G
- SEL2070G
- SEL2470GM
- SEL2470GM2
- SEL24105G
- SEL28135G
- SEL70200GM
- SEL70200GM2
- SEL70200G2
参照:ブリージング補正|ソニー
安定した動画を撮るにはかなり有用な機能なので是非とも対応レンズを選びましょう。
α7IVで動画を撮るならおすすめしたいレンズ6選
上で挙げたポイントを踏まえて、もう1つ注意をしたいのが「クロップ問題」です。
動画の撮影時、アクティブ手ブレ補正を有効にすると画角がクロップされ、ブリージング補正機能を有効にすると更に追加でクロップされてしまいます。
公式からクロップ倍率は公表されていませんが、アクティブ手ぶれ補正で1割強、ブリージング補正機能で1割程度といわれているので、広角側に余裕のあるレンズを選ぶほうが使い勝手はよさそうです。
それらも考慮した上で、動画用おすすめレンズを厳選ピックアップしました!
FE 20mm F1.8 G – SEL20F18G
重量 | 373g |
フィルター径 | 67mm |
最短撮影距離 | 0.19m(AF時)/0.18m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.2倍(AF時)/0.22倍(MF時) |
20mm画角というかなり広角なレンズですが、動画用途でアクティブ手ブレ補正やブリージング補正を有効にした後の画角だと24mmあたりになるので、手軽に広角で撮影したい人にはこのレンズをおすすめします。
軽量コンパクトで取り回しのいいレンズですし、α7IVならスーパー35mmモードも使えるので意外と使い勝手はGOODです。
FE 35mm F1.4 GM – SEL35F14GM
重量 | 524g |
フィルター径 | 67mm |
最短撮影距離 | 0.27m(AF時)/0.25m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.23倍(AF時)/0.26倍(MF時) |
解像感が高く、透明感のある素直な描写が特徴である当レンズ。
標準域ながら程よくひろく撮れますし、寄れるレンズなので動画用途には最適です。
FE 24-105mm F4 G OSS – SEL24105G
重量 | 663g |
フィルター径 | 77mm |
最短撮影距離 | 0.38m |
最大撮影倍率 | 0.31倍 |
いわゆる便利ズームと呼ばれる部類のレンズですが描写はかなりシャープでボケもキレイ。
旅行での撮影やレンズ交換が難しいケースでは一択といってもいいレンズです。
他のレンズとの棲み分けもしやすいので2本目のレンズとしてもピッタリですね。
FE 24-70mm F2.8 GM II – SEL2470GM2
重量 | 695g |
フィルター径 | 82mm |
最短撮影距離 | 0.21m |
最大撮影倍率 | 0.32倍 |
最新の技術でリニューアルがなされたF2.8通しの標準ズームレンズ。
軽い、明るい、寄れる、フォーカスも正確ではやい。
正直、このレンズを買えば間違いない。そんなレンズです。
マイナスポイントはお高いレンズということ+フィルター径82mmと大きいので別途コストがかさむ、というお金の問題くらいですかね。
とにかく、安心安全の最強レンズを望むなら、このレンズを買えば後悔はないでしょう。
FE 16-35mm F2.8 GM – SEL1635GM
重量 | 680g |
フィルター径 | 82mm |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.19倍 |
超広角の16mmから使えるズームレンズで、スーパー35mmモードや超解像ズームを駆使すればほとんどの撮影シーンをカバーできる最強レンズです。
ただし、可変式NDフィルターを使用する場合では広角側がケラレてしまう点や、リニューアルが噂されている店など気になる要素がいくつか存在するので、購入を検討するなら念入りに調べることをおすすめします。
FE 50mm F1.2 GM – SEL50F12GM
重量 | 778g |
フィルター径 | 72mm |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
ソニー最高峰であるGMレンズの中でも特別ともいえる描写力をもつ当レンズ。
F1.2という驚異の明るさもあり「このレンズでしか撮れない映像」が存在します。誰にでもおすすめできるレンズではないですが、作品性を高めたいクリエイターにはぜひ試してもらいたいレンズです。
ソニーEマウントレンズはリセールバリューが高いので気になったら買っても損なし!
お高いレンズが多いソニーEマウントですが、それは売るときも同様でかなり高く売ることができます。まさにレンズは資産ってやつですね。
ですので「悩むなら一度買ってみて試す」というのもアリだと思います。
もしそれで映像のクオリティが大きく上がるなら最高ですし、実際使ってみてイマイチだったら売却すればいいだけですからね。機材にもこだわって作品の質を上げていきましょう!